プロ野球打者☆おもしろデータ〜プロ野球打者編

プロ野球打者

プロ野球〜プロ野球実践データ記録室

☆プロ野球打者情報☆



プロ野球おもしろデータ〜プロ野球打者


スタジアム


真のプロ野球打者とは、記録より記憶に残る選手だと良く言われる。
しかし、記憶に残る真のプロ野球打者は、なんらかの記録を持っている。

打率・本塁打数・打点だけではなく、プロ野球打者として、ファンを魅了する記録。

先頭打者打率、大観衆の中で真価を発揮する打者など記録はいっぱいある。

そこで、データを基に真のプロ野球打者とは、誰なのかを興味深く探ってみました。



■新満塁男(プロ野球打者遍)
プロ野球の打者としての評価は、打率・本塁打数・打点と相場は
決まっている。しかし、真のプロ野球打者への評価は、打って欲しい
ときに打つ打者が高いと言える。

得点圏打率が高い打者には必然的に期待値は高まるが、
相手投手も打者に向かって、必死の投球をしてくる。一番緊迫した
場面は当然、満塁時のビッグチャンス。シングルヒットでも2点を
獲得できるチャンスではあるが、やっぱり野球の醍醐味は本塁打。
そう、夢の満塁ホームランである。
そこで、満塁ホームランをかっ飛ばす豪快 かつ、強心臓な打者は誰かに着目してみた。

満塁時には、塁が詰まっているため 相手投手も併殺を狙ってくるし、際どいコースを目一杯
狙ってくる。気持ちと気持ちの対決である。ただ、満塁ホームランはめったにあるものではなく
個人に落とし込んでみても、シーズン1本打てば上出来である。

その1本打てば上出来な満塁ホームランを昨シーズン4本も打った打者がいる。
阪神タイガースの今岡選手である。堂々のリーグ1位である。しかも、それだけではなく、
3ランホームランも8本放ち堂々1位である。

緊迫した場面が、大好物であることは間違いない。今岡選手が断トツの打点王に輝いたのも
納得できる。今岡選手のホームランは、ほとんどが左翼へ飛び込んでいる。思い切り振り抜いた
狙って打った本塁打だと思われる。

ちなみに、43本の本塁打を放ち、本塁打王を獲得した広島カープの新井選手は、
満塁弾は1本で、3ランは3本だった。ソロアーチは29本と圧倒的にトップであった。
今岡選手と対照的に、新井選手はランナーがいない時には豪快なバッティングはするが、
塁が埋まっているときには自分のバッティングができていない。

塁が埋まっているときには、シングルヒットを狙っており、ランナーがいない時には本塁打を
狙う、打者なのかと思ったがそうではなさそうだ。チャンスには少し弱いようだ。

今岡選手の得点圏打率「.371」に対し、新井選手は「.270」と大きく差があることで
良くわかる。
セ・リーグ 満塁ホームラン トップランキング
順位 選手名 球団 満塁 3ラン 2ラン ソロ
1位 今岡誠 阪神 10
2位 金本知憲 阪神 12 21
3位 小久保裕紀 巨人 22
4位 福留孝介 中日 15
新井貴浩 広島 10 29




■大観衆下での打率(プロ野球打者遍)
プロ野球の打者で、よくお祭り男と言われる打者がいる。

オールスターゲームで打ちまくる打者。日本シリーズで打ちまくる打者。
満員御礼のスタジアムに全国ネットのTV中継が入るともうお祭り騒ぎで
打ちまくる打者。

ここでは、満員御礼5万人以上の球場導引がなされた時に、力を発揮
する打者に注目した。
横浜〜金城
セ・リーグ1位は、横浜・金城選手、広島・前田選手、3位は、広島・ラロッカ選手。

前田選手、ラロッカ選手は、観客が少ない場合でも高打率をたたいているので、観客が多い
時だけ打つ打者ではない。しかし、1位の金城選手は、観客動員数が少ない時には打率が
低く、5万人以上になると一気に跳ね上がる。

まさに、おまつり男である。注目されればされるほど、うちまくる打者こそ新のプロ野球
打者と言える。

観客5万人以上の試合は、巨人戦が多い。そこで、巨人戦の翌日のゲームに注目してみた。
するとどうであろう。金城選手は、打率ワースト2位の「0割6分7厘」なのである。

5万人以上の観客動員の試合は、集中力を高め爆発するが、そこで精魂尽き果てて、
翌日の試合では、全く打てない。

さらに、観客がもっとも注目するカウント「2−0」からの打率は、4割7分1厘とセリーグトップ。

プロ野球選手として、なくてはならないセンスの持ち主である。オールスター戦での活躍も
(2005年オールスター戦 MVP)納得いくデータである。

セントラルリーグ 観客動員数別打率
順位 選手名 球団 打率 0〜1万人 2〜3万人 5万人以上
1位 金城龍彦 横浜 .302 .143 .294 .395
2位 前田智徳 広島 .312 .357 .260 .395
3位 ラロッカ 広島 .328 .308 .363 .352
4位 栗原健太 広島 .267 .316 .294 .352
5位 佐伯貴弘 横浜 .322 .091 .372 .347

巨人戦翌日試合打率 ワーストランキング
順位 選手名 球団 翌日打率 巨人戦打率 打数 三振
1位 鈴木尚典 横浜 .000 .355 8 3
2位 金城龍彦 横浜 .067 .304 15 1
3位 井上一樹 中日 .091 .245 13 4
4位 志田宗大 ヤクルト .100 .351 12 2
5位 森野将彦 中日 .111 .167 9 1




■トータルアベレージ成績(プロ野球打者遍)
ソフトバンク〜松中 トータルアベレージ(TA)とは、日本のプロ野球界では耳慣れない
言葉である。公式記録ではないが、メジャーリーグ各球団では
打者の査定ポイントとして、取り上げられている。

少しややこしいが、トータルアベレージとは
TA塁打をTAアウトで割ることで導き出す数値で、TA塁打とは
安打・四球・振り逃げ・盗塁などで得た塁数。

TAアウトとは凡打・盗塁死・走塁死などでアウトになった数。
併殺打はアウト2つと計算し、犠打・犠飛は、TA塁打とTAアウトの両方に1ずつ加算。
いってみれば、アウトになる回数をどれだけ自分のバットでフォローしているかの指標
という考え方もある。プロ野球選手としての評価を総合数値として示すデータである。

目安としては、1.000を超えれば非常に優秀。打率が3割を超えていても、四球・犠打がなく
併殺打が多い打者は、0.500などになるケースもある。

TAを上げるには、長打を打つことが重要であり、盗塁・四球・犠打も重要。チャンスを
つぶす併殺打は禁物。
   
文字通り、トータルで活躍しなければ、1.000は超えられない。

データでは、ソフトバンク・松中選手が2年連続リーグ ダントツトッップである。
つまり、松中選手は一昨年三冠王をとっただけでなく、総合的に最高のレベルの真の
プロ野球選手であることが証明されている。

ズレータ選手、城島選手もソフトバンクよりランクインし、ソフトバンクの強さはこのデータだけ
でも証明されている。西武からも二人が入っているものの、チーム打率や防御率が低いため
上位2チームに大きく差をつけられた。西武はこの二人と石井選手以外がもっとレベルを
挙げれば、確実に上位に食い込めるのだが残念。

セ・リーグでは、チームを優勝に導いた立役者 金本選手が1位に輝いた。金本選手は
併殺打などTAアウトが高いのだが、それをカバーして余りある出塁率と長打力を持っている。
両リーグ通しての1位である。

2位は中日の福留選手であるが、昨年に続き上位にランクイン。常に高いレベルのプレーヤー
で、安心と期待を兼ね備えたスーパースターと言えよう。

4位の岩村選手、6位のウッズ選手は共にTAアウトが高いが、ホームランを中心とする
長打力でカバーしている。

いずれにせよ、TAランキングこそ打者を評価する基準となるので、この10人は球界を代表
するプレーヤーであることは間違いない。

セ・リーグ TA(トータルアベレージ) ランキング
順位 選手名 球団 TA TA打率 TAアウト 打率 出塁率 長打率
1位 金本知憲 阪神 1.216 .327 375 .327 .429 .615
2位 福留孝介 中日 1.141 .328 354 .328 .430 .590
3位 岩村明憲 ヤクルト 1.021 .319 373 .304 .369 .578
4位 多村仁 横浜 .977 .304 315 .319 .388 .555
5位 Tウッズ 中日 .984 .306 376 .306 .392 .571

パ・リーグ TA(トータルアベレージ) ランキング
順位 選手名 球団 TA TA打率 TAアウト 打率 出塁率 長打率
1位 松中信彦 ソフトバ 1.211 .315 342 .315 .412 .663
2位 Aカブレラ 西武 1.109 .300 321 .300 .407 .606
3位 ズレータ ソフトバ 1.099 .319 332 .319 392 .646
4位 和田一浩 西武 1.024 .322 337 .322 .397 .573
5位 城島健司 (シアトルM) .973 .309 297 .309 .381 .557

 


■イニング先頭打者出塁率(プロ野球打者遍)
攻撃側にとって得点するための大きなポイントは、ノーアウトでランナー
を出塁させることである。

先頭打者が出塁すると、攻撃の幅が増え得点へのチャンスがひろがる。
相手にプレッシャーを与え、ゲームの流れを変えるポイントとなる、重要な
データである。

セ・リーグでは、前田選手、金本選手、ウッズ選手が上位に入っている。
やはり、チームの中心選手は、強引にロングヒットを狙っているわけ
ではなく、ゲームの流れに応じて役割を理解し対応しているのが良く
わかる。
井端選手や赤星選手などのように、1・2番打者がもっと上位に食い込まないと本来はおかしい。
赤星選手は出塁率でこそ、5位であるが出塁数でいえば、断トツのトップである。出塁得点も
断トツで、赤星選手が出れば得点確率はかなりアップする。

阪神の得点力の原動力は、赤星選手の出塁率にかかっている。クリンナップがキッチリと仕事を
こなすので、赤星選手が出塁すれば確実に得点に繋がる図式ができているといえよう。

パ・リーグでは、やはり松中選手が堂々の1位。どの切り口でも必ず1位になる点はさすが!
パ・リーグもセ・リーグと同じく、中軸打者が上位を占めている。中軸打者は、場面場面での
対応が上手く出来るので、中軸となることの証明かもしれない。

しかし、一昨年は1・2番上位打線の選手が高い出塁率を誇っていたのを考えると、投手の
マークが厳しくなったと思われる。厳しいマークでも結果を出せたのが、中軸打者だったと
いう事かと思われる。

得点回数は少ないものの、先頭打者出塁率の高い坪井選手には注目したい。後に続く打線を
考慮すれば、日本ハムの得点能力はもっとあがると思われる。

いずれにせよ、イニング先頭打者の出塁率は非常に重要で、足の使える上位打線の選手が
もっともっと、ランクインしてもらいたいものです。

セ・リーグ イニング先頭打者出塁率 ランキング
順位 選手名 球団 打数 出塁率 打率 出塁数 四死球 先頭出塁得点回数
1位 前田智徳 広島 132 .465 .417 67 12 33
2位 金本知憲 阪神 138 .425 .362 66 15 33
3位 井端弘和 中日 97 .419 .299 49 20 29
4位 Tウッズ 中日 138 .416 .348 65 16 41
5位 赤星憲広 阪神 259 .406 .340 121 29 75

パ・リーグ イニング先頭打者出塁率 ランキング
順位 選手名 球団 打数 出塁率 打率 出塁数 四死球 先頭出塁得点回数
1位 松中信彦 ソフトバ 154 .416 .308 66 24 40
2位 ガルシア オリック 114 .377 .366 44 23 22
3位 坪井智哉 日ハム 121 .372 .321 47 24 17
4位 カブレラ ソフトバ 112 .366 .324 42 30 16
5位 Aカブレラ 西武 132 .364 .300 49 38 26




■重要ポイント時 本塁打(プロ野球打者遍)
試合の流れからすると、相手チームに2点以上はなされている
場面でのソロホームランは、ゲームへの貢献・影響は少ない。

逆に、2点差以内での安打・本塁打は大きく影響する。

そこで、同点・勝ち越し・逆転イニングでの本塁打に着目した。
ゲームの流れを左右するポイントで、勝利に貢献する値千金の
本塁打ほど価値あるものは無い。
ホームラン打者は、「勘どころ」でも投手を威圧し、本塁打を打つ確率は高い。クリーンナップ
打者とはそういうものである。

セ・リーグでは、ホームラン打者がずらりと上位をしめている。中でもラミレス選手、金本選手は
本塁打率が3割5分と価値ある本塁打が多い。福留選手は4割近い本塁打率があり、逆に
いうと、普段はそうではないが、本塁打がほしいところで かっ飛ばす信頼の高い打者である。
WBCの準決勝 韓国戦での値千金の2ランHRも、彼ならではの本塁打だったと言えよう。

ウッズ選手の三振が多いのは面白い。三振かホームラン。一か八かのような打者は最近
見かけないが、豪快な選手ほどファンを魅了するのも事実。

パリーグでは、予想通り 松中選手から始まり、ズレータ選手、カブレラ選手など強打者が
上位をしめた。やはりレベルの高い打者は、チャンスに力を発揮してくれるものなのです。

チャンスに強い打者は、逆転弾の期待を持たせてくれる。ファンにとっては心強い存在。
どんどん狙い打って欲しいものです。

セントラルリーグ 重要ポイント時本塁打 ランキング
順位 選手名 球団 重要ポイント
HR数
年間HR数 重要ポイント
HR率
重要ポイント三振数
1位 ラミレス ヤクルト 14 40 .350 5
1位 金本知憲 阪神 14 40 .350 2
3位 新井貴浩 広島 12 43 .279 9
4位 ウッズ 中日 11 38 .289 14
4位 福留孝介 中日 11 28 .392 8

パシフィックリーグ 重要ポイント時本塁打 ランキング
順位 選手名 球団 重要ポイント
HR数
年間HR数 重要ポイント
HR率
重要ポイント三振数
1位 松中信彦 ソフトバ 15 46 .326 6
2位 ズレータ ソフトバ 12 43 .279 9
3位 カブレラ 西武 9 36 .250 7
3位 小笠原道大 日ハム 9 37 .243 4
5位 和田一浩 西武 8 27 .296 2


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